後期白内障とレーザー手術

こんばんは

実は7年前に、右目を白内障で手術を受けていました。

その時は夕陽を見たりしたら世界が真っ白にハレーションを起こすくらいだったのです。


術後の経過はまずまず良好だったのですが、やがて右目と左目のバランスが崩れてくるという、両目でものを見るのが苦しい状態になりました。

それはまた別の話なのです。


去年のそう初夏の頃、6月だったと思うのですが、突然に視界に違和感を感じたのです。

そう、風呂を洗っている最中でした。


右目が靄がかかって見え方がおかしいのです。

確か手術をした方だなと、思いながら…このまま見えなくなるのではないかと心配になりすぐに眼科に連絡しました。


先生は見ても特に何とは言わずに、視力があるから大丈夫とだけ。

この辺はTwitterでも呟いてましたね。


それから半年後、再診の時に恐る恐る聞きました。

「後期白内障です。」

は、何それ?

あとでぐぐってみたら、白内障手術後に発生する白濁症状(白内障)を言うのだとわかりましたが

「なんとかなるんですか?」

「レーザーを当てることになります」


その時も視力は正常との判断でレーザーは受けられませんでした(しつこく頼まなかったからか?)

そのまた半年後の今月、いよいよ白濁は進み右目のみ視界がぼんやり靄がかかったようになり、少し暗いところは全く見えず、細かいものは距離感がまったくつかめず、PCなんて気力でやってたような感じでした。


「いよいよ無理ですか。」

いや、最初からダメって言ってたのだけど…

「レーザーはO先生がしますので、予約を取っていってください。」


それが、先週の土曜日でした。


O先生は人気らしくずいぶん待たされましたが、気さくな先生でした。

「手術を担当するOです。よろしくお願いいたします。では早速目を見せてください。・・・写真を撮りますね。・・・これをご覧下さい、ここが7年前に手術して入れた人工レンズです。これは濁ることはありません。人工レンズを入れた水晶体の袋がこれです。この間、後ろ側に濁った液体と細胞が沈殿して濁っています。ほら。」

と、写真を見せながら説明されるO先生。

メガネかけてないからぼんやりとしか見えないながら、必死で見る私。


「この水晶体の袋の後ろ側にレーザーを当て、穴を開けます。穴を十字に空けます。水晶体に痛覚はありませんので痛みはありません。そうするとたまっている白濁の元が流れて出ます。しばらくは大きな飛蚊症のような感じがありますけど、二三日で消えていきますから。来週の火曜日にまた見せてください。」

「そうするとその時にいつ手術するかが決まるのですか?」

「は?手術は今これからやるのですよ(笑) こちらで5分ほどで済みますから。」


別室に移動。

メガネ屋にある視力検査の機械のようなものに(眼圧検査の機械とも似てるが)顎を載せて固定。

「麻酔をして専用のコンタクトで目を固定しますので」

麻酔を点眼し、小型のルーペのようなものを瞼の内側に入れた目を開けた状態にする。


「ではレーザーを処置します。」

しかには赤い光が二つ、ぼんやりとした明かりの中に光っている。

パシッ!パシッ!

電気がはじけたような音がして眼の奥に軽い刺激がある。


それを15,6回行うと

「はい終了しました。もう流れで始めてますよ。火曜日に予約していってくださいね。抗炎症の眼薬も出しますので」


予約、清算、処方箋をもらって帰る。


ところが、眼科で処方箋なんてこの7年間もらったことがなかったのでついつい駅まで行って京浜東北線に乗ってしまったのである。

2駅目で突然思い出す!

「ひぇ〜忘れてた。まずい!」

しかたなく、戻って薬局まで歩き、点眼薬を買い求めてきたのであった( ̄▽ ̄;)


そんなこんなで、今日になってるが、結果から言うと、それはそれは劇的にきれいに見えるようになってきた。

こんなことならもっと早くやってもらうのだったと少し後悔し、K先生をちょっと恨んだりしている。


まぁいい。視力も視界も元に戻ってきた。

あと、問題は左右の見え方のバランスなのだ。右目がクリアで明るすぎるようになったので、左目がかすんだように感じるのである。


これはメガネでもレーザーでも解決できなくて、慣れていくしかないのだろう。



これが後期白内障とレーザー手術の顛末である。

読んでくださったあなた、そう、あなた。

ありがとうございます。


それではまたね。